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新生銀、日盛銀行から出資引き揚げ


ニュース 金融 作成日:2007年11月26日_記事番号:T00003946

新生銀、日盛銀行から出資引き揚げ


 日盛銀行の外資系最大株主である新生銀行が出資の引き揚げ、撤退を決めた。プライベートファンド、リップルウッド傘下で積極的に国際金融市場での事業を展開している新生銀も、日盛銀への出資では大きな痛手を被ったもようだ。26日付聯合報が報じた。

 新生銀は2006年5月、日盛銀の第3者割当増資案に応じ、113億台湾元(約379億円)で株式の約32%と董事3席を獲得した。当時行政院金融監督管理委員会(金管会)も、外資による域内銀行への出資の「模範」と持ち上げたが、両者の関係は2年と持たなかった。

 勢力をさらに強めようとした新生銀と、株式の6割以上を保有する陳国和ファミリーとの関係がうまく行かなかったこと、新生銀の出資後すぐにクレジットカードローン問題が発覚し、日盛銀の不良債権が予想以上の額に上ったことなどが原因とみられる。