ニュース 社会 作成日:2012年9月24日_記事番号:T00039525
台北市で23日、日本政府による尖閣諸島(沖縄県石垣市、台湾名・釣魚台列嶼)国有化に抗議し、中華民国の主権を主張するデモが行われた。統一派政党・新党や親民党の関係者や退役軍人会を含め1,000人以上が参加し、尖閣問題で東シナ海情勢が緊張して以来、台湾で行われた抗議活動としては最大となった。

中台連携を訴える参加者ら。中華ナショナリズムを前面に出した統一派色が目立つデモだった(23日=YSN)
デモの参加者は「倭寇は釣魚台から出て行け」と書いた横断幕やプラカードを掲げ、「打倒日本軍国主義」などのシュプレヒコールを叫びながら忠孝東路や復興南路など市内の大通りを練り歩いた。尖閣国有化を日本の過去の拡張主義と結び付けたり、尖閣問題で中国と台湾の連携を呼び掛ける訴えが目立った。
デモ隊は目的地の交流協会台北事務所に到着すると、呼び掛け人の活動家、林孝信氏が、日本が即刻尖閣から立ち退き、台湾への返還を求める抗議書を杉田雅彦・同事務所総務室兼経済室主任に手渡した。デモでは暴力や破壊行為は起きず、平穏に終わった。
なお、夏季昌外交部報道官は、デモで中台連携の訴えが行われたことに対し、「政府はこの問題で大陸(中国)と共同で対応することは絶対にない」と述べ、従来の立場を繰り返した。
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