ニュース 社会 作成日:2012年9月25日_記事番号:T00039546
日本政府が尖閣諸島(沖縄県石垣市、台湾名・釣魚台列嶼)を国有化したことに抗議する台湾の漁船約40隻と行政院海洋巡防署(海巡署)の巡視船8隻が25日午前、尖閣諸島周辺の日本領海に一時侵入したが、日本の海上保安庁の巡視船による放水や警告を受け、台湾時間(以下同)午前10時半までにすべて領海外に出た。

台湾漁船(左)と海上保安庁の巡視船(手前)がにらみ合い、現場は緊迫した空気に包まれた(25日=中央社)
日台双方のテレビ報道によると、台湾の漁船団約70隻は尖閣諸島に対する台湾の領有権と漁業権の保護を訴え、24日に南方澳漁港(宜蘭県)を出港し、尖閣諸島に向かった。漁船保護を目的として、海巡署も巡視船を出動させた。
台湾の漁船と巡視船は、午前5時ごろ尖閣諸島魚釣島沖の接続水域に入り、午前6時40分すぎから日本の領海内に侵入し、一時同島まで3カイリまで接近した。これに対し、海上保安庁の巡視船は放水や電光掲示板、拡声器による警告で領海外に出るよう警告。現場海域は日台双方の船多数が入り交じる混乱状態となった。
漁船団は当初、数隻ずつグループを組み、魚釣島周辺を周回し、抗議活動を行う計画だった。しかし、海上保安庁に前進を阻まれた上、海が荒れていることも考慮し、最終的に「抗議の目的は達成した」として、引き返すことを決定した。
台湾ではニュース専門局が特番で漁船団の動きを報じ、同行記者が「日本側の放水による『攻撃』を受けた」などと興奮して伝える局もあった。
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