ニュース 社会 作成日:2012年9月27日_記事番号:T00039598
日本政府による尖閣諸島(沖縄県石垣市、台湾名・釣魚台列嶼)国有化に抗議するため、25日に尖閣周辺の日本領海に侵入した台湾の漁船約40隻に同行した行政院海岸巡防署(海巡署)の巡視船が、海上保安庁の巡視船と約30分にわたって「放水合戦」を繰り広げたことが大きな注目を集めている。台湾では海巡署に「よくやった」と賞賛の声が上がる一方で、映像を見たネットユーザーなどからは「台湾側の放水は弱々しく、遠くまで飛ばない小便のようで、完全に日本に負けていた」と失望の声も漏れている。

日本の巡視船(左)から台湾の漁船(中)を守るべく、台湾の巡視船(右)も「強力な放水で応戦したかったのだが…」(25日=中央社)
巡視船34隻に加え、上空には偵察機3機とヘリコプター4機が待機して対応に当たった日本側は、警告を無視して尖閣諸島に突進する台湾側の漁船を阻止すべく放水を開始した。その水の勢いは強く、さらに射程距離も長かったため、漁船は激しく揺れ、転覆しそうになったという。
この状況を見た台湾の巡視船12隻は直ちに漁船の保護に駆けつけ、こちらも放水で応戦した。ただ、台湾側は放水に慣れていなかったらしく、日本の巡視船に命中するまでには随分時間がかかったという。しかも日本が大砲のような装置で放水していたのに対し、台湾は人が手作業でホースを操っており、装備の差も歴然としていた。
これについて海巡署関係者は「もともと船を掃除するための放水設備で、戦闘用ではない」と説明。しかも台湾の巡視船は日本側よりも小型で水圧も弱いそうだ。圧力ポンプを最大にして応戦したがそれが限界だったという。
抗議船の船長も「今回の海巡署の護衛行動に感謝する」と述べたが、装備については「改善の余地がある」と指摘している。
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