ニュース 社会 作成日:2012年10月1日_記事番号:T00039648
行政院の胡幼偉報道官がこのほど、交流サイト(SNS)、フェイスブックの自身のページにアップルの新スマートフォン「iPhone5」の画像を掲載したことが議論を呼んでいる。

胡報道官は1日も行政院メディアセンターで、自身のHTCスマートフォンを片手に弁明した(1日=中央社)
胡報道官はもともとメディア学の専門家で、さらに現在の地位に就く前はアマチュアのスマートフォン評論家としても活動していたそうだ。
このため世界中の注目を集めるiPhone5にも興味があったらしく、台湾未発売の同製品を友人が手に入れたことを聞きつけて見せてもらいに行った。その際、胡報道官は友人に「このiPhoneを写真に撮って私のフェイスブックに掲載すれば、必ず大勢の人が批判してくるよ」と語った。
これを聞いた友人は「あり得ないよ。もう2度も政権交代したんだ。そんな白色テロみたいなことは起きないよ」と信用しなかった。そこで胡報道官が実際にiPhoneの写真を掲載したところ、彼の言うとおり「なぜ台湾ブランドを使わない」などとの批判が押し寄せた。
ただ騒ぎが予想を超えて大きくなり、彼は慌ててiPhoneが自分のものではないこと、掲載が「実験」だったという経緯を5度にわたりフェイスブックに書き込んで釈明。現在自身で使用しているという宏達国際電子(HTC)のスマートフォン画像を掲載した。
ただ批判に対しては「政府関係者がHTCを使っていないことを恐れる必要がなくなってこそ、白色テロの時代を脱することができる」と反論した。
しかし胡報道官の意見に対し大手紙、聯合報は「携帯電話研究者やメディア学者の発言であれば問題ない」との前置きをした上で、「国産品の販売促進、台湾経済の振興に責務を負う政府報道官が、台湾を痛めつける形で『実験』を行ったことは大きな過ちだ」と批判。「胡報道官の釈明に理があるとすれば、これまで彼が掲載した政府の政策に対する擁護発言も『実験』だった疑いがある」と指摘した。
政府報道官として今回の行動は、軽はずみのそしりを免れそうにない。
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