ニュース 社会 作成日:2012年10月3日_記事番号:T00039701
周威佑・台北市議がこのほど市内の小中学校に通う生徒の保護者からの訴えを受けて調査したところ、学校給食を供給する大手食品業者が、給食の運搬に利用する車両を残飯などのごみ収集にも使用していることが明らかとなり、不衛生だとして同市衛生局から処分を受けた。

周市議は、ごみを積んだ運搬車の写真を公表し、「いくら優良企業が作った給食とはいえ、この車で運んだ給食は誰も食べたくないだろう」と批判した(2日=中央社)
周市議によると、問題の食品業者は台北市の中学校20校、および小学校7校に給食を供給する「欣欣企業」で、行政院衛生署から認証を受けた「優良企業」だ。
しかし市議が先月28日に調査したところ、1台の運搬車で正午ごろに給食を学校へ届けた後、午後にこの車両の中に残飯類を詰め込む光景が確認された。そのごみからは液体が流れだしており、細菌が発生しやすい状態だったようだが、長時間放置され、夕方になってようやく処分されたという。そして翌日、この車両は再び給食を積み込んで学校へと配送に向かった。
なお、この業者の配送先のうち3校で今年2月、食中毒が発生して128人の児童・生徒が体調を崩している。その後の調査で原因は特定できず、欣欣企業も何ら処分を受けることはなかったが、市議は「衛生局は業者の配送プロセスに対して何の監督も行っていない」と批判している。
一方、欣欣企業は「この車両は老朽化しているためあまり使用しておらず、調査された当日はたまたま学校から残飯を回収してきただけで、きれいに洗車して再度配送に使った」と強調、「悪意ある批判だ」と反論した。
しかし台北市衛生局は、確かに運搬車にごみを搭載して長時間放置していたことが確認されたとして、同社に6万台湾元の罰金を科すとともに、衛生署に対し認証の取り消しに関する裁定を申請した。
また同社から給食の供給を受ける西湖中学は直ちに同社との契約解除を決めた。子どもの口に入る給食を扱う業者として不適切な行為だったことは否めない。
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