ニュース その他分野 作成日:2012年10月4日_記事番号:T00039749
大量解雇の届け出が第3四半期に107社、2,742人と、ともに前年同期の2.2倍に増えたことが行政院労工委員会(労委会)の統計で分かった。第4四半期にはDRAMメーカー、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)の会社更生手続に伴う1,360人の解雇が控える中、同業の南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)は200人、スマートフォン最大手、宏達国際電子(HTC)は1,000人という大量解雇の実施観測が流れた。両社は否定しているが、4日付自由時報は大手企業までリストラの波が押し寄せてきたと警鐘を鳴らした。

労委会の劉伝名労使関係処長は、第1~3四半期の大量解雇は202社、6,852人と前年同期よりそれぞれ52%、57%の増加で、第3四半期の急増が目立つと指摘した。第3四半期の届け出は、従業員99人以下の会社が96社、100人以上が11社で、大企業が多いとは言えないが、大企業は解雇対象者の規模が小さくないので軽視できないと語った。
業種別では製造業が最多の50件で、飲食業が16件、建設業が7件で続いた。
大量解雇は、従業員500人以上の企業なら20%、200人以上で25%などの基準を上回った場合が該当する。実施の60日前までに届け出が必要で、違反した場合は10万~50万台湾元(約27万~130万円)の罰金が科される。
また、労工保険局の統計によると、初めての失業手当申請件数は8月に9,148件と、2010年2月以来で最も多かった。
引き留め策も準備?
週刊誌『壱週刊』が3日報じたのは、HTCが10月末に解雇手当の支給や、失業手当の申請が可能とうたって退職を促すと同時に、退職勧告リストのみならず、離職を希望した場合に昇給で引き留める対象者のリストの2種類を作成しておくという内容だ。同社は事実と異なると強く否定した。
台塑集団(台湾プラスチックグループ)のDRAM大手、南亜科技は年末に1割に当たる200人を削減するとの観測が浮上している。同社は、組織改革に着手し人員配置を見直しているが、解雇は伴わず、余剰人員は関係企業に配置すると説明した。人員削減を余儀なくされる状況に至っても、1割を超えることはないと強調した。
太陽電池、医薬品企業が無給休暇
このほか、南部科学工業園区(南科)の太陽電池メーカー、生耀光電国際控股(グロリア・ソーラー・インターナショナル・ホールディング、GIH)が無給休暇を届け出た。従業員100人余りのうち98人が対象で、1人当たり月2~4日の無給休暇を与えられる。太陽電池業界では今回の不況で初の無給休暇となる。親会社の益通光能科技(イートン・ソーラーテック)の主管は、ほかの子会社も含めて人員削減の計画はないと表明した。
血糖測定試薬メーカー、台欣生物科技研発(タイソン・バイオリサーチ)も新竹科学工業園区(竹科)管理局に無給休暇を届け出た。従業員130人のうち92人が今月から1カ月当たり最大4日の無給休暇を取得する。今回の不況で竹科の進出企業が無給休暇を実施したのは初のケースだ。

【図】【表】
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722