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マネーサプライ、誘導目標下回る


ニュース 金融 作成日:2007年11月27日_記事番号:T00003975

マネーサプライ、誘導目標下回る

 
 中央銀行は26日、10月のマネーサプライ(通貨供給量)が主要3指標全てで減少したと発表した。投資意欲の低迷と域外への資金流出が背景。

 このうち、M2(現金、要求払い預金、定期預金の合計)は2003年7月以来の最低水準となり、年率3.22%の伸びにとどまった。中央銀行の誘導目標(3.5~7.5%)を下回ったのは2カ月連続。27日付経済日報が伝えた。

 中央銀行経済研究処の施燕処長は26日、「通過供給と金利動向から見て、市場には潤沢な資金があり、金利も安定している。M2の減少は市中資金の供給不足によるものではない。カード不良債権が問題化した後、銀行は融資に慎重になっており、融資残高の伸びが鈍っている」と分析した。

 一方、主要金融機関の定期預金残高は、10月に1,338億台湾元(約4,470億円)も増加した。株式市場が不安定で、資金が定期預金に流入しているとみられる。