ニュース 社会 作成日:2012年10月5日_記事番号:T00039755
新北市を流れる主要河川、大漢渓沿いに設置された河川敷公園を通りかかった市民がある日、サイクリングロード沿いに設置させたコンクリートのベンチが壊れてバラバラになっているのを発見した。その折れた断面から何やら白いものが見えたため、不思議に思って近づいてみると、普通なら鉄筋が入っているはずのベンチの中身にびっしりと発泡スチロールが詰め込まれていた。
市民がその写真をインターネットサイトに投稿したところ、「市が公共工事で手抜きをしていた」と大きな話題となり、専門家からも「不適切」との指摘が上がった。
この公園にはコンクリート製のベンチが34カ所に設置されており、そのうち2カ所が今年7〜8月に襲来した台風による増水時に、漂流物にぶつかって壊れたとみられる。なお、ある市民が別のベンチに乗って体重をかけてみたところ、中から裂けるような音が聞こえたと証言しているため、他のベンチも同様に発泡スチロールが詰まっている可能性が高い。
この問題に対し同公園の整備を担当する新北市水利局は、「これは『軽量化設計』で手抜き工事ではない」と主張した。ただ、設置から10年以上が過ぎているため、請け負い業者や設計図がどうなっていたか分からないと説明した。
しかし市議会議員からは「業者を擁護し、調査もしないというのでは、手抜き工事を助長することになる」と厳しい批判が出た。板橋地方検察署も問題がなかったか調査を行うと表明した。
市の説明が正しいかどうかは不明だが、発泡スチロール入りのベンチなど聞いたこともない。増水程度でバラバラになるベンチを河川敷に設置するのでは、ネットユーザーから「あれは単なるオブジェだ」と皮肉の声が上がっても仕方がない。
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