ニュース 政治 作成日:2012年10月8日_記事番号:T00039778
中国を訪問中の民進党元主席で元行政院長の謝長廷氏は6日から7日かけて、王毅・国務院台湾事務弁公室(国台弁)主任、戴秉国・中国共産党中央対台工作領導小組秘書長の、対台政策担当のトップと相次いで会談した。このうち王主任に対しては、馬英九政権による「一つの中国、それぞれの解釈」の「1992年の共通認識(92共識)」に代えて、「憲法のそれぞれの解釈(憲法各表)」を中台対話の基盤に据えるよう提案した。8日付中国時報などが報じた。

北京五輪の舞台となった「国家体育場」を見学した謝氏(右)。日中関係が悪化している現在の訪中は、中国と連携して日本に対抗する意図に取られかねないとの批判もある(7日=中央社)
謝氏によると、「憲法各表」とは、中国と台湾がそれぞれの憲法に基づいて立場を表明するもの。中台交流は現在「争議を棚上げ」して進めているため停滞感が生まれており、今後の飛躍的な発展のためには双方の政治的位置付けを明確化する必要があるとの主張に基づいての提案だ。
謝氏によると、王主任は「92共識」が生まれたとされる92年の香港会談の過程を説明。一方で、「向かい合い、対応し、差異を乗り越える」との謝氏の立場を責任ある態度だと評価し、「両岸(中台)に十分な善意と誠意があれば最終的に問題は解決できる」と語ったという。
謝氏は翌7日に会談した戴秘書長に対しては、中国が台湾の公益団体や非政府組織(NGO)の国際社会での活動余地を、より拡大させてほしいと提案した。
民進党内では批判
謝氏の今回の訪中については、民進党と中国共産党の対話の先鞭を付けたとの評価もある一方で、民進党内と支持層には反発が広がっているようだ。
同党の林濁水立法委員は、「『それぞれの解釈』には共同の準則が必要だが、中国にとって謝氏の提案した中華民国憲法を準則とすることは極めて困難だ」と語った。姚嘉文・元同党主席は「中華民国憲法に持ち出して語ること自体が民進党の立場に背いている」と切り捨てた。同党は謝氏は党を代表としてではなく、個人として訪中しているとの立場だ。
民進党には支持者からの抗議電話が相次いでいる。先週、謝氏が福建省漳州市の謝氏一族の宗廟で涙を流したことが報じられた際は、「見ていられない。謝氏は中国による統一の橋頭堡になりたいのか」との抗議もあった。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722