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「歩行者優先」無視ドライバー、11月から取り締まり強化


ニュース 社会 作成日:2012年10月12日_記事番号:T00039858

「歩行者優先」無視ドライバー、11月から取り締まり強化

 自動車およびバイクのドライバーに「歩行者優先」の意識が欠けていることから、多くの歩行者が交通事故により死亡している状況を重く見た内政部警政署は、11月1日から、横断歩道などを渡る歩行者に3メートル以上の距離を置いて停止しなかったドライバーに対する取り締まり強化を決定した。違反が見つかった場合は1,200〜3,600台湾元(約3,200〜9,600円)の罰金が科される。12日付聯合報が報じた。

 警政署の統計によると、過去5年間の交通事故死亡者のうち、歩行者の割合が毎年12%を占めており、今年1〜8月も既に160人が亡くなっている。

 ドライバーの「歩行者優先」意識の欠如はメディアでもたびたび取り上げられて問題視されており、これまでも警政署は文書、掲示、メディアなどを利用して意識の向上を図ってきた。

 なお同問題には一部、歩行者の信号無視などが原因となる場合もあることから今回、歩行者の交通違反も取り締まりの対象とする方針だ。歩行者の信号無視には300元の罰金が科される。