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フラットディスプレイ生産額、今年は過去最高も【表】


ニュース 電子 作成日:2012年10月12日_記事番号:T00039882

フラットディスプレイ生産額、今年は過去最高も【表】

 市場調査会社、ディスプレイサーチはこのほど、今年のフラットディスプレイ産業の生産額が前年比8%増の1,200億米ドルに達し、過去最高を記録するとの予測を示した。謝勤益・同社大中華区副総裁は、プラズマテレビや従来サイズの液晶テレビ、および液晶モニターなどの応用市場は低迷しているものの、今年はテレビの平均サイズ拡大やスマートフォンやタブレット型パソコン向け高解像度パネルが平均パネル価格を押し上げたこと、およびウルトラブック(超薄型軽量ノートPC)向けや「4K2K」と呼ばれる超解像技術を導入したテレビ向けパネルなどの新製品が成長をけん引していると分析した。12日付工商時報が報じた。

 今年の技術別生産額予測は、▽TFT−LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)、約1,077億米ドル(前年比8%増)▽アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)、65億米ドル(同84%増)▽プラズマ、約34億米ドル(同23%減)▽ブラウン管(CRT)、約4億米ドル(同38%減)▽電子ペーパー、約4億米ドル(同58%減)──。

 なお、来年の見通しについて謝総裁は、引き続きパネル価格の上昇が見込めるほか、AMOLEDパネルの需要増を受けたOxide(酸化物)TFT、低温ポリシリコン(LTPS)など新技術の発展が生産額成長を促すと予測した。