ニュース 政治 作成日:2012年10月15日_記事番号:T00039886
今月上旬に訪中し、中国政府幹部に「憲法のそれぞれの表明(憲法各表)」を中台交流の基盤に据えることを提案した謝長廷元民進党主席は12日、台湾独立を標榜する原則的立場から謝氏への批判を展開した党内有力者らに対し、民進党が中華民国体制の下で8年間国政運営に当たった事実を指摘しつつ、中台交流を「台湾への裏切り」と非難するのは空疎で、こうしたな議論を展開する旧友には「さようなら」を言いたい、と発言した。15日付中国時報などが報じた。
謝氏は「わたしは基本的に中華民国旗を排斥しない。海外で台湾の応援を行う際に、緑色の旗を振らねばならないのか」と述べ、3年後には再び総統選挙で国民党と対決するのに、過去20年間解決できなかった「一つの中国」問題に延々とこだわるには不合理との見方を示した。その上で、民進党は対中関係で従来の思考を転換する必要があるとの考えを示した。
一方、蘇貞昌民進党主席は13日、「対中関係で民進党は急いではならない。急げば必ず中国側に操られる。現在、台湾にとって最も重要なのは経済の落ち込みだ」と述べ、謝氏の言動にくぎを刺した。
謝長廷氏(右)は、今年1月の総統選で民進党公認候補として戦った蔡英文前主席(左)に訪中を報告した。蔡氏は「正しい方向への一歩」と評価した(12日=中央社)
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