ニュース 電子 作成日:2012年10月15日_記事番号:T00039905
会社更生手続き中のエルピーダメモリの台湾DRAM子会社、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)は、国泰総合証券が上場コンサルティング業務から撤退したことを受け、興櫃市場(未公開株取引市場)で登録廃止となる可能性が出てきた。さまざまな悪材料が重なり、コンサルティング業務を引き受ける新たな証券会社を確保できるめどは立っていない。15日付電子時報が伝えた。
レックスチップは現在、相次いで到来する債務返済期限に追われており、当面は11月に返済期限を迎える26億台湾元(約70億円)の債務をめぐり、債権金融機関との債務繰り延べ交渉を続けている状況だ。同社の陳正坤総経理は「これまで正常に債務を返済しており、債権行には短期の資金融通をお願いしたい」と話した。
レックスチップは、エルピーダが納品代金を先払いするなどして、これまで経営を存続してきたが、DRAM市況の低迷でエルピーダの資金事情も悪化しているのが現状だ。当面は米マイクロン・テクノロジーが来年前半にエルピーダを買収し、マイクロンからの支援が得られるまで、レックスチップが持ちこたえられるかどうかが焦点だ。
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