ニュース 電子 作成日:2012年10月16日_記事番号:T00039931
経済日報がこのほど、鴻海科技集団(フォックスコン)などがアップルに対し受注価格の引き上げを要求していると報じたが、16日付電子時報は一部サプライヤーの話として、「同問題は1年以上議論されているが、アップルからの正式な回答はなく、短期内に値上げが実現する可能性は低い」との見方を伝えた。さらに最近サプライチェーンでは、アップルは以前のような革新的な製品を生み出す力が弱まってきており、同社が価格およびスペック競争に打って出るようになれば、サプライヤーにとってのメリットは大きく低下するとの懸念が出ている。
業界関係者によると、これまでアップルがライバルブランドに驚異となっていたのは、さまざまな場面に応用でき、これまでの常識を覆すような製品コンセプトを生み出す力だった。しかしスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)の死去以降に投入された製品のほとんどは、スペックこそ向上したものの消費者を驚かせるような力は弱まっていると指摘した。
その上で、アップルが価格やスペックでの競争に向かうなら、同業者にとってその脅威は大幅に軽減され、同様の競争では経験のある非アップル陣営がアップルに追い付くことも不可能ではなく、市場の生態系が崩れる可能性もあるとの見方を示した。
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