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16歳未満の実習生雇用、鴻海が事実関係認める


ニュース 電子 作成日:2012年10月17日_記事番号:T00039952

16歳未満の実習生雇用、鴻海が事実関係認める

 鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の中国子会社、富士康国際(FIH)の煙台工場(中国山東省)で16歳未満の実習生を雇用しているとの指摘があり、鴻海は16日、「雇用規定に違反している」と事実関係を認めた上で、調査を進める方針を表明した。17日付工商時報が伝えた。

 今回の問題は、チャイナ・レイバー・ウォッチ(本部ニューヨーク)の指摘で明らかになったもので、今年夏に14~16歳の生徒が学校から煙台工場に派遣され、3週間にわたり働いていた。責任の所在は主に学校側にあるとみられるが、年齢を確認しなかった富士康側にも一定の過失があると指摘されている。

 鴻海は「問題の学生には学校に戻るよう求め、今回の事態を招いた原因を究明するため、提携先の職業訓練学校に調査を求めた」とし、再発防止に取り組む姿勢を示した。

 富士康は職業訓練学校と提携し、3~6カ月の実習を受け入れている。煙台工場には従業員7万人がいるが、実習生はうち1万人を占めるという。