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イチロー肖像権訴訟、2審も原告勝訴


ニュース 社会 作成日:2007年11月28日_記事番号:T00003997

イチロー肖像権訴訟、2審も原告勝訴


 米大リーグのシアトル・マリナーズで活躍するイチロー選手(本名鈴木一朗)が、台湾のスポーツ用品メーカー創信に肖像権を侵害されたとして訴えた民事訴訟で、台湾高等法院は27日までに、1審判決を支持し、原告勝訴の判決を下した。ただ、賠償金の額は500万台湾元(約1,676万円)から100万元に減額された。創信は判決を不服として上訴した。

 中国時報(電子版)によると、被告の創信はイチロー選手の写真を広告に無断使用していた。判決は「肖像使用に中傷の意図はなく、ユニフォームの販促を図ることが目的だった」とした上で、肖像権侵害の期間が約1年であることを考慮して、100万元が妥当な賠償額だとの判断を示した。その上で、1審と同様にイチロー選手の写真を使用した商品の販売停止や広告の除去を命じた。

 イチロー選手は2005年、スポーツ用品大手のミズノと台湾での肖像権使用について交渉していた際、創信が百貨店の専用売り場やバスの車体広告などで写真を無断使用していたのを発見した。