ニュース 電子 作成日:2012年10月18日_記事番号:T00039978
18日付経済日報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)などのサプライチェーン(供給網)がアップルに対し受注価格の引き上げを要求していることについて、アップル側がこれに応じる構えであることを、鴻海や正イ精密工業(フォックスリンク、イは山の下に威)幹部が明らかにした。今後アップルと各メーカーが引き上げ幅を協議するもようだ。
アップルは7月、新スマートフォン、iPhone5のサプライチェーンに「最短の期間内に最大の生産」を求めたとみられており、組み立てを担当する鴻海やコネクターを供給するフォックスリンクなどは、中国工場で国慶節(建国記念日、10月1日)連休返上で生産に当たったため、コストがかさみ利益が圧迫された。また、鴻海で相次いだ労働争議がフォックスリンクにも波及しているとも伝えられており、これらを理由に引き上げ交渉に臨むとみられる。
なお証券会社によると、iPhone5は第4四半期に少なくとも5,000万台、23日に発表すると観測される小型のタブレット型パソコン(通称・iPad mini)も相当数を準備するとみられ、受注価格が引き上げられれば鴻海が最も恩恵を受ける。仮に5%引き上げられた場合、鴻海の今期売上高は150億台湾元(約400億円)以上増加する見通しだ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722