ニュース 金融 作成日:2012年10月19日_記事番号:T00039996
富邦金融控股は、中国の民間銀行、華一銀行(上海市)の全株式を取得する方向で交渉を進めており、早ければ今月中にも合意に達する見通しだ。取得代金は58億~64億人民元(約740億~810億円)が見込まれる。19日付経済日報が伝えた。
華一銀には現在、製靴受託生産の世界最大手で台湾系の宝成国際集団(PCC)が60%を出資している。しかし、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は、中国の外資系銀行について、「株主は金融機関でなければならない」とする条件を定めており、PCCは華一銀への全持ち株の売却を進めていた。今回、富邦金控はPCCを含む華一銀の株主から同行の全株式を一括して譲り受けるとされる。これにより、PCCは富邦金控の有力な株主となるとみられる。
富邦金控の龔天行総経理は「個別案件にはコメントしない」としているが、富邦金控とPCCは既に価格面で合意に達し、現在は行員の待遇などについて調整を進めているもようだ。
華一銀は富邦金控の傘下に入った後、台湾企業向けの融資を強化する可能性が高い。
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