ニュース その他製造 作成日:2012年10月19日_記事番号:T00040006
製紙大手2社、永豊餘造紙と正隆が相次いで、家庭用ティッシュ・トイレットペーパーの新製品を投入している。19日付工商時報が報じた。
永豊餘は18日、丈夫さと柔らかい肌触りをアピールした「得意」の上位ブランド商品「金得意」を発売した。同社は「五月花」「柔情」などのブランドも擁する。同社の台湾における家庭用紙年産能力は7万トン、中国は5万9,000トンで、下半期には中国・江蘇省揚州工場の4万5,000トンが加わる計画だ。家庭用紙の連結売上高は2010年の66億6,500万台湾元(約180億円)、昨年の73億2,400万元に続き、今年上半期は40億1,800万元に上り、通年では90億元突破見通しだ。
正隆は8月、ゲーム・キャラクター「アングリーバード」の台湾同業における独占使用権を獲得し、「春風」ブランドのティッシュペーパーに採用。売り切れとなる売り場も出たほどで、業績が3割以上増えた。同社の家庭用紙年産能力は台湾4万トンで、今年の売上高は24億~25億元が見込まれる。
統計によると、家庭用紙の台湾市場はティッシュ・トイレットペーパーが7割、残りをキッチンペーパー、ペーパータオルなどが占め、生産量20万~21万トン、生産額は180億~200億元だ。キンバリー・クラークの「舒潔」、正隆の「春風」、永豊餘の「五月花」が上位を占める。
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