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飲料によるカロリー摂取、南北で大差


ニュース 社会 作成日:2012年10月23日_記事番号:T00040041

飲料によるカロリー摂取、南北で大差

 清心福全冷飲站などドリンクスタンドや喫茶店を展開するチェーンストア8業者が9月末から商品のカロリー表示を行っている。ある業者が調べたところ、台湾北部の女性が飲料1杯につき40〜100キロカロリー(kcal)を摂取するのに対し、南部では平均約550kcalと、南北で大きな「カロリー格差」が見受けられた。

 台湾全土でドリンクスタンドを展開する清心福全の陳柏希協理は当初、カロリー表示なんて簡単と気楽に考えていた。しかし、商品226種に加え、トッピング538種、甘さ11段階だけでなく、ホットとアイスのカロリーの違いも計算しなければならず、最終的に3万3,402通りあることが判明した。中でも「珍珠奶茶(タピオカ入りミルクティー)」のカロリーは、大杯(Lサイズ、720cc)で弁当1個分に当たる550kcalになる。さらに陳協理が観察したところ、南部の消費者は「大杯」で全糖(甘さ最高)を好む傾向があり、特に台南は甘いもの好きが多い。温暖な気候、古くから料理に砂糖を加える習慣が影響しているようだ。

 一方、喫茶趣はダイレクトメールで商品別のカロリー表示を通知したところ、「微糖や無糖を注文する人が増えた」。その他の業者も、南部の女性の約2割がカロリーに関心を向けるようになったと指摘した。

 栄養士の柯佩伶さんは、ついトッピングを加えてしまい、知らぬ間にカロリーや添加物の摂取量が増えることが多いと注意を促した。例えば、タピオカやプリンはすべてでんぷん、パッションフルーツ味やいちご味のシロップは添加物だ。どうしてもトッピングしたい場合は愛玉ゼリーや仙草ゼリーがいいが、搾りたて果汁100%ジュースが一番と提言した。