宏碁（エイサー）が22日発表した第３四半期の営業利益は３億4,500万台湾元（約９億4,000万円）で、前期比20％の大幅減少だった。23日付工商時報が報じた。
第３四半期連結売上高は前期比5.6％減の1,044億元だった。粗利益率は同0.1ポイント上昇の10.3％で、製品構成比の改善が貢献した。
ノートＰＣ業界は第２四半期以降、欧米経済の低迷、低価格のタブレット型パソコンの登場、マイクロソフト（ＭＳ）の新ＯＳ（基本ソフト）、Windows8（ウィンドウズ８）の26日発売を前にした買い控えなどで販売不振が続いている。
こうした中、エイサーはウィンドウズ８搭載タブレットＰＣ「アイコニアＷ510」をマイクロソフトの「サーフェス」499米ドルとほぼ同価格で投入、販促イベントをロンドンで開催して欧州市場シェアを守る構えだ。
