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TIの受注見通し悪化、台湾メーカーに打撃も


ニュース 電子 作成日:2012年10月24日_記事番号:T00040084

TIの受注見通し悪化、台湾メーカーに打撃も

 米半導体大手、テキサス・インスツルメンツ(TI)は23日、第4四半期売上高について、顧客からの受注が低調なため市場予測の前期比5%減を大きく下回る同13%減となるとの見通しを示した。これを受けて▽台湾積体電路製造(TSMC)▽聯華電子(UMC)▽日月光半導体(ASE)▽欣銓科技(アーデンテック)▽菱生精密工業(リンセン・プレシジョン・インダストリーズ)▽景碩科技(キンサス・インターコネクト・テクノロジー)──といった台湾の関連メーカーにも影響が及ぶことが懸念されている。24日付工商時報が報じた。

 TIの製品ラインは航空・宇宙、軍事、自動車、3C(コンピュータ、通信、家電)と幅広い分野にわたるため、その景気見通しは市場における指標となっているが、アナリストは世界的な景気悪化、パソコン需要の不振によりTIの生産ライン稼働率は75%前後にとどまっていると指摘した。

 TIの低迷を受けて台湾の関連メーカーは第4四半期、いずれも5〜10%の減収となるとの予測が出ており、ある業界関係者は「TIからの受注が目に見えて回復するのは来年3月か4月以降」との見方を示した。