新薬研究開発（Ｒ＆Ｄ）、基亜生物科技（メディジェン・バイオテクノロジー）の張世忠董事長は24日、近くワクチンおよび抗体医薬品市場へ進出することを明らかにした。25日付経済日報が報じた。
張董事長によると、同社は長期にわたりワクチンを研究しており、このほど６億〜８億台湾元（約16億4,000万〜22億円）を投じて、台湾初のバイオ医学工業団地、竹北生医園区に敷地面積約1,600坪のワクチン工場建設を決めた。着工は来年で、欧州連合（ＥＵ）のワクチン工場の技術を導入し、早ければ３年内に量産に入る。
抗体薬品については、今年第３四半期に抗体医薬メーカー「新台」の開発技術および研究員を既に獲得しており、今後４年内に４項目の異なるモノクローナル抗体を開発、このうち２つは世界的な大手製薬メーカーに授権、残りに２つは自社で生産する計画だ。なお張董事長によると、授権金額は１項目につき１億米ドルに達する見込み。
