ニュース 電子 作成日:2012年10月25日_記事番号:T00040112
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)はこのほど、2013年末までに汎用DRAMから撤退してニッチ型メモリーメーカーへの転換を図ると正式表明し、台湾からDRAMブランドが完全に消滅することが確定した。南亜科技の高啓全董事長は「業界の競争で台湾は韓国に完敗した」と語り、事業転換を図る以外に生き残る道はないとの考えを示した。25日付電子時報が報じた。
同紙によると、南亜科技は先ごろ、提携パートナーの米マイクロン・テクノロジーと、両社の合弁である華亜科技(イノテラ・メモリーズ)への南亜科技によるパソコン用DRAM発注量を第4四半期から削減し、イノテラの生産ラインは30ナノメートル製造プロセスへの移行完了に伴って完全にマイクロンが確保することで合意したという。
なお南亜科技は顧客に対し、来年半ばから汎用DRAMの供給を停止することを通知しており、自社メモリモジュールブランド「elixir」も同年末までに汎用DRAMから撤退、消滅する見通しとなっている。
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