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鴻海、アップル受注比率引き下げか


ニュース 電子 作成日:2012年10月25日_記事番号:T00040115

鴻海、アップル受注比率引き下げか

 25日付電子時報によると、アップルが部品調達における「脱サムスン化」を進めている一方、アップルの重要な戦略パートナーで、受託生産を手掛ける鴻海科技集団(フォックスコン)も、アップルへの依存度が高過ぎるとの懸念から同社からの受注比率引き下げを計画しているもようだ。

 アップルのスマートフォン「iPhone」は、初代機種以降、中央処理装置(CPU)、メモリー、液晶パネルなど核心部品をサムスン電子が供給、その他多くの部品供給や組み立てを鴻海が手掛けており、アップルにとって両社は最重要パートナーとなってきた。

 このうち鴻海は過去5年間で約2億5,000万台のiPhone、過去2年半で少なくとも1億台のiPadを生産しており、同社売上高に占めるアップルの比重は40%を超える状況となっている。鴻海は単一顧客が自社の発展に決定的な影響を及ぼすことへのリスクを考慮し、アップル以外の成長基盤を模索し始めているとされる。その上で電子時報は、「メーカー色を弱め、サービス業者として発展を図ることも計画の一つ」と指摘している。