ニュース 金融 作成日:2012年10月26日_記事番号:T00040123
中央銀行が25日に発表した9月の通貨供給量(マネーサプライ)統計によると、同月外資による純流入額が4億600万米ドルと、欧州債務危機の影響を受けた前年同月の41億米ドル純流出から大幅に改善したことを受け、株式市場への投資待機資金の指標となるM1B(現金通貨と預金通貨)伸び率は前年同月比3.35%、市場の資金供給を表すM2(現金通貨、預金通貨、定期預金など準通貨の合計)の伸び率は同3.96%となった。これによりM1Bは4カ月、M2は5カ月続いた伸び率の縮小が止まった。26日付蘋果日報が報じた。
なお昨年10月から、M1Bの伸び率がM2の伸び率を下回り、下げ相場の指標とされる「デッドクロス」の状態が続いているが、9月は伸び率の差が8月の0.96ポイントから0.61ポイントまで縮小し、市場では株式市場の反発に期待が高まっている。
ただ中央銀行経済研究処の陳一端副処長は9月の伸び率拡大について、「基準となる昨年同期の数値が低かったことが主因」と指摘。市場では今回の伸び率拡大が株式市場反発の兆候であるか見極めかねており、10月のデータが出れば状況はより明確になると見られている。
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