ニュース 政治 作成日:2012年10月26日_記事番号:T00040124
野党・民進党の謝長廷元主席が中台関係の新たな原則として、「憲法各表(それぞれの憲法解釈)」を提唱していることについて、蘇貞昌主席は25日ラジオ番組で、「憲法各表は謝氏個人の主張であり、党の主張ではない」と述べ、謝氏とは一線を画す姿勢を明確にした。26日付中国時報が伝えた。
蘇主席(前左4)は25日台北市の永康公園で開かれた民進党民主学院のイベントで、党員とともに歌を歌った(25日=中央社)
民進党は先ごろ、対中政策を担当する「中国事務委員会」の復活を決定し、謝氏が主任委員を務める予定だった。謝氏は民進党の「台湾独立志向」が対中交流の障害となっている状況を打開するため、「憲法各表」という新概念を打ち出したものの、党内では中華民国体制を是認することにつながる謝氏の主張に反発が強く、意見がまとまらなかった。
蘇主席がこれまで明確な意思表示を避けてきたが、今回「憲法各表」を党の路線とすることを明確に否定したことで、謝氏との対中路線をめぐる対立は決定的なものとなった。
蘇貞昌主席事務室の王閔生主任は「中国事務委の設置準備は党中央で進んでおり、人選についても幅広く考えている。機が熟せば発表することになる」と述べたが、謝氏が中国事務委を率いるかどうかは不透明な状況となった。
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