ニュース 電子 作成日:2012年10月26日_記事番号:T00040142
液晶パネル大手、友達光電(AUO)が25日に発表した第3四半期業績によると、市場予測の100億台湾元を上回る164億7,900万元(約452億円)の損失を計上した。本業であるディスプレイ事業の赤字は前期の84億元から縮小したものの依然63億元に上ったほか、太陽電池事業でも28億元の赤字、さらに米国の反トラスト法違反の裁判で同社に罰金5億米ドルの支払いを命じる判決が下されたことを受けて、67億元の費用を計上したことが損失の拡大につながった。26日付工商時報が報じた。
AUOの楊本豫財務長はディスプレイ事業について、「7月に起きた地震の影響で出荷量が減少したこと、およびタブレット型パソコン向けパネル生産の学習曲線が上昇の途上にあることから思うような利益が上がらなかった」と説明した。
ただ今期について彭双浪総経理は、「タブレット型PC向けの良品率が改善し、テレビ用パネルの需要もまずまずで、損失の縮小が見込める」と強調した。
また近年需要が低迷する太陽電池事業について彭総経理は、「現在同産業は事業の拡大が重要ポイントではない」と語り、今後人員削減を含めた積極的な事業規模の調整を図り、支出を抑えるとの方針を示した。
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