ニュース 政治 作成日:2012年10月29日_記事番号:T00040149
張通栄基隆市長が酒に酔って警察官に暴行を加えた女性を釈放するよう圧力をかけ起訴された事件で、2014年に予定される次期市長選では与党国民党の苦戦が予想されることから、政府・与党は基隆市を新北市に編入する方向で検討を開始したもようだ。28日付蘋果日報などが伝えた。
基隆市は国民党支持層が優勢だが、張市長に対する支持は著しく低迷しており、国民党は危機感を務めている。政府・与党幹部は「張市長が出馬すれば、基隆市で国民党が負けるのは間違いない」と話した。このほか、両市が合併すれば、朱立倫・新北市長が2選を目指す上でも有利に働くとの計算があるとみられる。
それを示唆するかのように、李鴻源内政部長はこのほど、基隆市と新北市の合併に関する世論調査を実施中で、今後は合併の是非を問う住民投票の実施を検討していくと表明した。地方制度法では、両市の合併には双方による合併計画書がそれぞれの市議会の同意を得た上で、内政部が行政院に合併を提案し、正式決定することになっている。住民投票による決定については規定がない。
これについて、野党民進党は「市長の評判が悪いからといって合併するというのはとんでもない。基隆市民を侮辱している」と強く反発している。
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