ニュース 電子 作成日:2012年10月29日_記事番号:T00040162
宏達国際電子(HTC)は26日に開催した業績説明会で、第4四半期見通しについて、売上高が前期比14.5%減の600億台湾元(約1,630億円)と2010年第2四半期以降で最低となると予測、さらに粗利益率も23%確保が難しく、営業利益率は過去最低の1%まで低下するとの見方を示し、予測以上の悲観見通しが業界に衝撃を与えた。27日付工商時報が報じた。
第4四半期売上高が悲観的なものとなった背景には、OS(基本ソフト)に「Windows Phone 8(WP8)」を搭載した機種や、アンドロイドOS搭載のハイエンド旗艦機種「One X+」、5インチディスプレイ搭載機種など新製品の発売が11月半ばにずれ込むことが挙げられた。
また粗利益率の低下について張嘉臨・同社財務長は、「将来的な販売店の整理に向けた準備金として資金を留保しておくため」と語った。
さらに営業利益率1%との見通しについては、新製品発売に向け第4四半期のマーケティング費用が前期比で大幅に増加し、営業費用は全体で132億元に上ることと、同期売上水準が低いと予測されるためと説明した。
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