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奇美電、中国液晶パネルメーカーが出資か


ニュース 電子 作成日:2012年10月29日_記事番号:T00040165

奇美電、中国液晶パネルメーカーが出資か

 29日付経済日報によると、液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)に対し、中国大手液晶パネルメーカーの中電熊猫晶体科技、およびテレビメーカー、海信集団(ハイセンスグループ)が出資を行うとの観測が浮上している。経済部は液晶パネルメーカーへの投資で、中国資本に対する規制を緩和する方針とされ、観測が事実であれば、中台液晶パネル業界の提携によって韓国勢に対抗する新たな局面が生まれるとみられる。

 林振輝・奇美電協理兼広報担当は28日、中電熊猫の幹部やハイセンス董事長ら一行がそれぞれ新竹科学工業園区(竹科)竹南園区や、南部科学工業園区(南科)を視察に訪れたことを明らかにしたものの、中国資本の投資観測にはノーコメントとした。

 一方、同社の経営権を持つ鴻海科技集団(フォックスコン)は、中国でも液晶パネルメーカーの深超光電(深圳)と天億顕示科技を有しており、また、シャープとも提携交渉中であることから、今後奇美電に中国メーカーが出資した場合、鴻海がパネルメーカー各社にどのように分業を行わせるのか注目される。