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プリント消耗材の謙華科技、凸版印刷など日本3社が出資か


ニュース 家電 作成日:2012年10月30日_記事番号:T00040180

プリント消耗材の謙華科技、凸版印刷など日本3社が出資か

 30日付経済日報が投資銀行関係者の話を基に報じたところによると、デジタルフォトプリンタなどを手掛ける誠研科技(HiTi)の子会社で、熱昇華型プリンタ用消耗材を生産する謙華科技が、凸版印刷、巴川製紙所、ノーリツの日本3社から出資を受け入れたもようだ。今後謙華科技は、同社が生産する熱転写用印画紙を凸版印刷の協力により全世界で販売する計画とされる。

 謙華科技は先ごろ、現金増資を実施し資本金を7億台湾元から10億元(約27億3,000万円)に拡大した。日本企業が出資したのとの観測を受け、親会社である誠研科技の運営見通しに注目が集まっているが、これに対し同社は「機密保持協定を結んでおり、コメントできない」と回答している。

 なお経済日報は、コダックが経営破綻して世界の写真産業で大きな変動が生じる中、日本企業は国内での生産コストが高いこと、さらに多くの特許が有効期限を迎えるため生産の海外移転を進めており、その一環として謙華科技への出資が行われたと分析している。