ニュース 電子 作成日:2012年10月30日_記事番号:T00040186
米コンテンツ配信大手、アカマイ・テクノロジーズが発表した、今年第2四半期のインターネット平均接続速度の国・地域別ランキングで、台湾は前期から2ランク下げて世界46位となった。インターネット通信インフラの遅れが浮き彫りになった格好だ。30日付蘋果日報が報じた。
アカマイ・テクノロジーズが世界242カ国・地域のインターネット平均通信速度を分析した結果、最も速かったのは韓国の14.2メガビット毎秒(Mbps)で、次いで日本の10.7Mbps、香港の8.9Mbpsだった。台湾はMbpsと近隣のIT(情報技術)先進国・地域より遅く、2メガバイト(MB)の画像データを100枚送信する場合、台湾では韓国の2.8倍の時間がかかる計算だ。
台湾大学電気機械系の林宗男教授は調査結果に対し、測定器を取り付ける場所によって通信速度にばらつきがあり、アカマイの数値は実際よりも低いと指摘した。ただし、台湾の通信インフラは国際的に遅れており、通信産業が先端分野での競争力を失いつつあることを示していると警鐘を鳴らした。
国家通訊伝播委員会(NCC)も、台湾のインターネット環境は依然改善の余地があるとみている。来年には100Mbpsの光ファイバーネットワークを台湾全土で提供することを目標としており、中華電信やその他キャリアに対し引き続き通信インフラへの設備投資を促す方針だ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722