ニュース 電子 作成日:2012年10月30日_記事番号:T00040189
30日付経済日報によると、発光ダイオード(LED)世界最大手の日亜化学工業が、中国LED市場の開拓に当たり、台湾メーカーとの提携を検討しているとの観測が浮上している。背景には尖閣諸島をめぐる日中関係の緊張で、中国メーカーが日本企業のLED部品使用を拒否していることや、中国市場での知名度が低く、蘭フィリップスや米クリーに大きく後れを取っていることがあるとみられる。
提携対象の台湾メーカーとしては、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の栄創能源科技(AOT、旧・先進開発光電)や、晶元光電(エピスター)の名前が挙がっている。鴻海グループは、傘下の液晶パネル大手の奇美電子(チーメイ・イノルックス)を含め、日亜化学にとって重要な顧客で、提携となれば鴻海の力を借りて中国市場を開拓できる。なお、日亜化学、栄創能源ともに観測に対しコメントしていない。
一方、エピスターは日亜化学に赤色LEDを供給しており、以前、日亜化学の幹部が将来的にエピスターと提携する可能性を示唆したことがある。
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