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世界先進の13年設備投資、最高で16億元に引き上げ


ニュース 電子 作成日:2012年10月30日_記事番号:T00040192

世界先進の13年設備投資、最高で16億元に引き上げ

 台湾積体電路製造(TSMC)傘下の中堅ファウンドリー、世界先進積体電路(VIS)の方略総経理は29日、来年は一部先進プロセスで需要の高まりが見込めるとして、2013年通年の設備投資額を、7月に表明した6億5,000万台湾元から15億〜16億元(約41億〜43億6,000万円)に引き上げる考えを示した。30日付電子時報が報じた。

 方総経理は、今後の設備投資計画として、製造プロセスの微細化、およびロジックIC製造に必要なメタル層の多いプロセスの増強を行うと述べた。

 世界先進の設備投資額引き上げ理由について市場では、TSMCが受注したダイアログ・セミコンダクターの電源管理IC生産を、早ければ来年上半期に世界先進に委託する可能性があるとの観測が出たことと関係しているとの見方もある。

 また、世界先進は第4四半期、約3,300万元を投じて設備メンテナンスや生産能力の拡充を行う予定で、実施後の月産能力は8インチ換算で14万2,000枚に達し、年産能力は11%拡大する見込みだ。このうち、現在逼迫(ひっぱく)状態にある0.18マイクロメートル製造プロセスは今期から来年にかけて成長のけん引役になるとみられる。