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「PC需要の回復は来年Q1」=SPIL董事長


ニュース 電子 作成日:2012年10月31日_記事番号:T00040215

「PC需要の回復は来年Q1」=SPIL董事長

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)の林文伯董事長は30日、マイクロソフト(MS)の新OS(基本ソフト)「ウィンドウズ8(Windows 8)」発売を受けて期待されるパソコン需要の回復について、ウィンドウズ8搭載製品の価格の高さや新しいOSの浸透に時間がかかることから、「需要が高まるのは来年第1四半期以降」との予測を示した。31日付工商時報が報じた。

 林董事長はまた、世界経済低迷の影響でハイテク産業で好調なのはスマートフォンやタブレット型PCなどのモバイル端末のみだと述べた上で、半導体業界で今後しばらくの間成長が期待できるのは、アップル、サムスン電子および中国の携帯ブランドのサ
プライチェーンに限られるとの見方を示した。

 なお同社第3四半期の連結売上高は前期比1.8%増の168億4,600万台湾元(約458億円)、純利益は16億9,900万元だった。

 第4四半期売上高について同社は、非需要期ながらスマートフォン、タブレットPC向けチップが好調なため、横ばいまたは3%の微減にとどまると予測している。