ニュース 社会 作成日:2012年11月1日_記事番号:T00040221
台湾鉄路管理局(台鉄)の鍾朝雄副局長(62)ら幹部が業者から長期にわたり性的な接待を受け、入札で便宜を図っていた疑いが強まり、検察当局は31日、鍾副局長を含む台鉄職員9人、業者側の10人、仲介者などから事情を聴くとともに、関係先を一斉に捜索した。1日付蘋果日報が伝えた。
調べによると、鍾副局長は3億台湾元(約8億円)規模の工事発注に絡み、最低制限価格を漏らす見返りとして性的接待などを受けていた。接待費用は300万元を超えるとみられる。このほか、業者から高級車の提供もあったとされる。業者との癒着は2010年から続いていたとみられる。
問題の工事は、鉄道システム安全性向上計画(総額149億元)の一部となる5件で、駅設備のバリアフリー化工事、踏切工事の資材納入などに絡むものだった。
検察当局は捜索の結果、接待対象の職員名が書かれた請求書を押収したほか、接待に向かう職員の様子を撮影しており、十分な証拠を確保しているもようだ。
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