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職場いじめ、5割以上が被害経験


ニュース 社会 作成日:2012年11月1日_記事番号:T00040222

職場いじめ、5割以上が被害経験

 台北市政府労工局が1日発表したアンケート調査によると、職場でいじめ・嫌がらせに遭ったことがある労働者は53.96%で、見過ごせない問題となっている実態が浮き彫りとなった。1日付自由時報が報じた。

 最も多かったのは、ばかにする、悪口を言うなど「言葉によるいじめ」で54.89%。次いで、▽仲間外れにして孤立させるなど「対人関係でのいじめ」、26.04%▽過重労働、成果を認めないなど「仕事上のいじめ」、14.95%▽脅迫感を与えたり不安にさせるなど「精神的ないじめ」、4.12%──の順だった。

 陳業鑫・台北市労工局長は、職場でのいじめが日常化し、雇用主が長期間問題を重視しなければ、被害者の精神面や対人関係に悪影響を及ぼし、深刻な場合は出社拒否に陥る可能性もあると指摘した。いじめに遭った場合は、まず落ち着いて不満や恐怖心などの解消に努め、同僚や上司、友人などに協力を求めるよう提言した。いじめが深刻な場合や、労働関連の法令に違反している場合は、証拠を集めて勤務先や労工局に申し立てるよう呼び掛けた。

 同調査は、労工局就業服務処の求人求職サイト「台北人力銀行」が10月1~14日にインターネットを通じ、1,820人をから回答を得たもの。