ニュース 電子 作成日:2012年11月2日_記事番号:T00040265
市場調査会社、ディスプレイサーチの謝勤益副総裁によると、11月の液晶パネル価格は引き続き上昇し、特にテレビ用半製品の液晶セル(オープンセル)の32インチ、39インチ、40インチ、46インチでは、上昇幅が3米ドルに達する可能性もある。2日付工商時報が報じた。
謝副総裁は、台湾パネルメーカーは39インチなど新サイズ製品でかなりの成功を収めていると指摘した。39インチパネルを使った液晶テレビの入門機種価格は、3D(三次元)や狭額(ナローベゼル)などのハイエンドパネルを使用した32インチ機種と同等で、消費者はディスプレイサイズのみで購入機種を選ぶことが多いため、39インチテレビが32インチ市場を少なからず奪っているという。このため、新サイズパネルのシェアは今年下半期の約10%から来年は20%に拡大する予測だ。
また、台湾メーカーはウルトラブック(超薄型軽量ノートパソコン)用パネルの市場開拓にも積極的で、新サイズおよびウルトラブック用で出遅れた韓国メーカーは焦りを引き起こしているという。
謝副総裁は12月の見通しについては、季節的要因でパネル需要はやや減退するものの、供給も減少するため価格は横ばいになるとの見方だ。
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