ニュース 社会 作成日:2012年11月7日_記事番号:T00040320
新北市〜台北市間を走る快速バス、台北汽車客運(台北バス)「939」は同エリアで初めて車内に充電用のコンセントを設置した路線として知られている。これは乗客が携帯電話やノートパソコンなどモバイル通信機器を充電できるようにと提供されているものだが、想定外の利用方法に問題も生じているという。
「939」バスには18基のコンセントが設けられており、約1時間の乗車時間中、ほとんど空いている時間がないほど人気となっているという。
しかし、携帯電話やノートPCの利用だけなら問題はないのだが、李建文・台北汽車客運総経理によると、午前7〜8時の便では時間がなくて電気ひげそりを車内に持ち込んで利用する男性会社員が多く、ある時は2人が同時にひげそりを利用したことで負荷がかかり過ぎてショートしたこともあったという。
コンセントの電気系統は独立しているため、これがショートしてもエンジンがストップするなど運行に影響が出ることはないが、コンセントはバス停で再起動させるまですべて使用不能になる。さらに電気ひげそりを使うと「ウィン、ウィン」と音がするため、ほかの乗客から苦情が出ているそうだ。
このほか朝のバス車内ではドライヤーで髪を乾かしたり、ラジオをかけたりと、さまざまな電気製品が使われるようになったため、台北汽車客運は車内に「利用はモバイル通信機器限定です。ほかの家電は自宅で使用してください」との掲示を貼り出した。
便利になるのはいいことだが、それに伴って新たな問題が出てくるのは避けられないようだ。
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