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緑能、受託生産拡大でフル稼働へ


ニュース その他製造 作成日:2012年11月7日_記事番号:T00040333

緑能、受託生産拡大でフル稼働へ

 太陽電池用シリコンウエハー大手、緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)がフル稼働に近づいている。欧米、中国、日本からの受託生産の受注急増が主因だ。7日付電子時報が報じた。

 同社は、シリコンウエハーの販売価格や原料の多結晶シリコン(ポリシリコン)価格の下落リスクを転嫁できるよう、受託生産の割合を9月の4~5割から10月に6割、11月に7割近くまで引き上げた。林士源総経理は、設備稼働率向上で生産コストを引き下げ、受託生産拡大でリスクを減らし、損失を抑えたいと語った。また、現金コストを下回る価格の注文は受けない考えも示した。

 同社は今年「生産したものは売り切る」方針を貫き、9月に損失を出さないよう、設備稼働率を5割まで引き下げていた。赤字となるのは、シリコンウエハー価格が下落し続ける一方、原料調達の契約価格はスポット価格ほどすぐには下がらないためだ。