ニュース 電子 作成日:2012年11月7日_記事番号:T00040336
広達電脳(クアンタ・コンピューター)がクラウドコンピューティングの普及に伴う商機獲得を狙い、グーグルやアマゾン・ドット・コムといった企業へサーバーやストレージなど関連製品の直接供給を増やす中、クアンタから同製品を調達するデルのマリウス・A・ハース・エンタープライズソリューション担当統括責任者はこのほど「ODM(相手先ブランドによる設計・製造)業者が競争相手になるならば、その業者への発注を減らし、ほかのパートナーに振り替えることになる」と語った。7日付経済日報が報じた。
クアンタは近年クラウド分野での展開を積極化しており、自社ブランドも立ち上げている。今年の企業向けクラウド関連製品のうち、3分の2をグーグルやアマゾン・ドット・コムへの直接供給が占め、残りの3分の1をデルを含むブランドメーカー向け出荷が占めるとされる。さらに来年は直接供給が7割以上に拡大すると見込まれる。
ハース氏の発言は、競争相手として勢力を拡大するクアンタの動きに警告を発したものとみられる。6日に来台し、サーバーやストレージの生産パートナー、緯創資通(ウィストロン)、鴻海精密工業、英業達(インベンテック)を訪問予定の同氏は「台湾投資を増やし、ODMとの協力を強化する」と語った。
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