ニュース 社会 作成日:2012年11月8日_記事番号:T00040345
このほど中央研究院(中研院)、海洋大学および観賞魚繁殖業者の芝林企業が産官学共同で開発した、遺伝子組み換えによる、世界初のピンク色に発光するエンゼルフィッシュが公開され、「ハローキティみたいでかわいい」などと大きな話題となっている。
暗室でなくても目を奪う鮮やかなピンクで、世界から注目を集めそうだ(7日=中央社)
海洋大学水産養殖系の龔紘毅・助理教授によると、エンゼルフィッシュは200年前に南米で発見されてから現在に至るまで、その優美な姿から観賞魚として親しまれており、台湾の観賞魚輸出産業でも重要な地位を占めている。
エンゼルフィッシュはこれまで世界で32品種が開発されているが、その細胞にピンク色の色素を生み出す機能が含まれていないことから、これまで同色の品種は開発されていなかった。
そんな中、3年前に高雄海洋科技大学の陳鳴泉副教授が台湾近海のミドリイシサンゴからピンク色の蛍光タンパク遺伝子を発見。これを海洋大学の龔助理教授がエンゼルフィッシュの卵の中に注射し、ついに蛍光ピンク品種の開発に成功した。
当初は1万匹に1匹しかピンク品種は生まれなかったが、現在成功率は100分の1に高まっているという。
今回公開された品種は体長15センチメートル余りで、適切に飼育すれば3〜5年の寿命を持つという。
芝林企業の代表者、林育禾さんによると、ピンク色は縁起がいいため、同色のエンゼルフィッシュは1匹1,000〜1万台湾元の高値が見込めるそうだ。これは一般品種の10〜15倍に当たるという。ピンク色の品種は3年以内にも市場に出ることが期待されている。
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