ニュース 石油・化学 作成日:2012年11月8日_記事番号:T00040358
中国鋼鉄(CSC)と李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)は7日、合弁で新能生物科技(ホワイト・バイオテック)を設立し、エタノールなどバイオ燃料市場に参入することで契約を交わした。新会社は米ランザテックのガス発酵技術を導入し、CSCの転炉ガスを利用してエタノールを製造する。CSCの高雄小港工場区内にモデルプラントを設置する計画で、将来的にはブタンジオールの生産も視野に入れている。8日付工商時報が報じた。
新能生物科技の初期資本金は1億5,000万台湾元(約4億円)で、CSCと栄化の折半出資とする。
CSCによると、ランザテックの技術は転炉、高炉、コークス炉から出る廃ガスを原料としてエタノールに転化するもので、二酸化炭素(CO2)排出量削減効果は従来のガソリンやトウモロコシ由来のエタノールより優れているという。
なお栄化の李謀偉董事長は、エタノールの国際相場は1トン当たり約800米ドルだが、将来的に生産を計画しているブタンジオールは同2,000米ドル以上で付加価値はさらに高いと強調した。
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