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謝長廷氏の主張は「一中各表」、馬総統が認識


ニュース 政治 作成日:2012年11月9日_記事番号:T00040368

謝長廷氏の主張は「一中各表」、馬総統が認識

 馬英九総統はこのほど、週刊誌「亜洲週刊」のインタビューに応じ、野党・民進党の謝長廷元主席(元行政院長)が中台関係の新たな原則として、「憲法各表(それぞれの憲法解釈)」を提唱していることについて、国民党が主張する「一中各表(1つの中国、それぞれの解釈)」の概念と一致するとの認識を示した。9日付中国時報が伝えた。

 馬総統は「謝長廷氏は10年以上前から『憲法一中(憲法上での一つの中国)』を主張していた。現在主張している『憲法各表』と合わせれば、すなわち『一中各表』ではないか」と指摘した。

 これについて、謝長廷弁公室の林耀文主任は「馬総統が『憲法各表』を評価することには感謝するが、謝長廷氏の『憲法各表』は中華民国の存在を強調するもので、馬政権が顕示する『一中各表』は中華民国の存在をあいまいにするだけだ。馬総統はその違いを理解していないのではないか」と反論した。

 馬総統はまた、任期内に自身が訪中する可能性は極めて低いとした一方、民進党関係者の相次ぐ訪中については、「その成果を期待している」と述べた。