ニュース その他分野 作成日:2012年11月9日_記事番号:T00040373
財政部統計処が8日発表した貿易統計によると、10月の輸出総額は前月比2.4%減、前年同月比1.9%減の265億3,000万米ドルだった。輸出総額の前年比マイナス成長は今年3月から8月まで6カ月間続き、9月にいったんプラス成長を回復したものの10月に再び逆戻りした形だ。1~10月の輸出総額は2,501億3,000万米ドルで、前年同期比3.7%減。9日付自由時報などが報じた。
輸出製品別では、スマートフォンなど携帯電話が不振で、情報通信製品が前年同月比36.1%減と大幅減を記録したほか、▽電子製品、同1.5%減▽基本金属およびその他製品、同6.5%減▽機械、同2.1%減▽光学・カメラ・計量・医療製品、同7.8%増──などとなった。情報通信製品のうち、携帯電話は64.9%もの減少となった。
輸出国・地域別では、欧州向けが前年同月比11%減で減少幅が最大だったほか、▽米国向け、同9.5%減▽中国・香港向け、同2.2%増▽日本、同0.3%増▽東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国向け、7%増──となった。
葉満足・財政部統計長によると、欧州・米国向けの大幅マイナスは、ほぼ携帯電話の輸出減退によるものだ。葉統計長は、「台湾は特定産業に偏り過ぎているため、韓国、香港、シンガポールなどの周辺の国・地域と比べて、今年は輸出不振が最も深刻になる」との見方を示した。
なお、11月と12月は昨年の比較対象値が低いためプラス成長を回復するとの予測だ。
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