資訊工業策進会（資策会）創新応用服務研究所（ＦＩＮＤ）の調査によると、今年のモバイル広告の台湾市場規模は前年比9.5％増の26億4,000万台湾元（約73億円）となる見通しだ。12日付工商時報が報じた。
ＦＩＮＤによると、モバイル広告の手法は従来のテキストメッセージから、音や映像を利用したインアプリ広告（スマートフォンなどのアプリ内に企業などの商材・ブランドを使用）など、消費者と双方向でコミュニケーションを取る方式が増えている。テキストメッセージ広告の規模は前年比6.4％減の19億元に縮小した。
インアプリ広告などの増加についてＦＩＮＤは、モバイルデバイスでのアプリ使用習慣がユーザーに広まったこと、また今年10月からの改正個人情報保護法施行で、企業がショートメールによる広告発信に慎重になっていることが背景にあると分析した。
なお、2013年のモバイル広告の市場規模は、今年比22.3％成長の32億3,000万元を予想している。
