ニュース その他分野 作成日:2012年11月12日_記事番号:T00040404
中国の陳徳銘商務部長(商務相)は10日、北京で開かれている中国共産党第18回党大会での記者会見で、「台湾が大陸(中国)に世界貿易機関(WTO)加盟国間の最恵国待遇を与えるよう望む」と述べた。陳商務部長は海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の後続交渉で台湾側にさらに譲歩することに消極的な姿勢を示したものと受け止められている。11日付中国時報が伝えた。
陳徳銘商務部長は台湾メディアに対し、特にインフラ建設の中国資本の投資受け入れを訴えた(10日=中央社)
陳商務部長の発言は、台湾が既に他の国・地域に市場を開放している品目については、中国にも市場を開放すべきと迫ったものだ。台湾は現在、中国産の農産物や工業製品2,000品目以上の輸入を禁止または規制しており、今後中国側の市場開放圧力が強まる見通しだ。
馬英九政権はECFA締結に際し、「中国の労働者流入と約840品目の農産物輸入を防いだ」と宣伝していた。台湾経済部関係者は「双方とも強硬だ。台湾は産業を保護するため、開放しない分野について中国側に説明していく」としている。ただ、今後は中国側の圧力に抗し切れなくなる局面も予想される。
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