ニュース その他製造 作成日:2012年11月12日_記事番号:T00040410
製紙大手の正隆紙業は9日、台中県后里郷で74億台湾元(約200億円)を投資し、昨年9月に操業を開始した10号工業用紙製紙機の稼働率が90%に達したことを明らかにした。年産45万トンで、10号製紙機としては台湾で最大規模となる。10日付蘋果日報が伝えた。
正隆紙業の10号工業用紙製紙機(9日=中央社)
10号製紙機の本格稼働により、台湾での工業用紙生産能力はこれまでより40%増え年155万トンとなる。中国の45万トンを加えると、中台合計の生産能力は200万トンに達し、工業用紙業界では栄成紙業(160万トン)、永豊餘投資控股(140万トン)を上回り、台湾系製紙業者で最大となる。
蔡東和総経理は「10号製紙機の生産分は60%以上が輸出で、主に中国にある川下の紙製品メーカー16社に供給し、東南アジアや中東にも輸出する」と説明した。中国では上海浦東工場に続き、内陸部での第2工場建設または同業の買収を検討している。
蔡総経理はまた、製紙業界の景気見通しについて、「大手業者の在庫が低下し、川上メーカーが値上げに動いているため、業界全体で徐々に業績改善が見込まれる。景気そのものは来年第2四半期以降に回復が始まるのではないか」と述べた。
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